アトピー改善までの
道のり。
アトピーと向き合い歩んだ6000日
食生活改善

アトピー改善–腸内環境改善

Pocket

「食生活を改善したらアトピー性皮膚炎が治った」
そんな話をよく耳にするようになりました。

アトピー性皮膚炎は様々な原因が引き起こしているため、一概に言えないことは事実です。
その一つにストレスが関わっていると言われており、ストレスとアトピーの関係性は親密だと言えそうです。

食生活とはどのように関わっているのでしょうか。

アトピーとストレス

ストレスと一言で言っても精神的なストレスだけを指しているのではありません。
乱れた食生活は腸や副腎にもストレスをかけてしまいます。

腸内環境とアトピー

腸は免疫細胞の7割が集結していて、第二の脳と呼ばれるほど重要な器官です。
ストレスにより腸内環境が乱れると、免疫力の低下も招きます。
腸は、

  • 心の安定を保つセロトニンの生成
  • 糖質の代謝に関わるビタミンB群の合成
  • コレステロールを体外に排出する

など大切な役割を持っています。

腸内環境が乱れることで、アトピー性皮膚炎を含むアレルギー、うつ病や糖尿病など様々な疾患を引き起こすきっかけとなります。

副腎疲労とアトピー

副腎は、ストレスに対応するコルチゾールや、生命維持に必要なホルモンを50種類以上も産生・分泌する重要な器官です。
人間関係や大気汚染や食生活の乱れによる腸の炎症など様々なストレスを受けると、副腎はコルチゾールを分泌し、ストレスに対応します。

ストレスがかかり続けると、副腎はずっとコルチゾールを産生しなければならず、やがて疲労し、重要なホルモン産生が十分に行われなくなります。

これが副腎疲労と呼ばれています。

副腎疲労を起こしている人には、アレルギーの悪化、寝起きが悪い、疲れが取れない、イライラする、落ち込むなどの症状が現れます。

このように、副腎疲労を起こさないためにも腸内環境を乱さない、そのために乱れた食生活によるストレスを減らすべき、との見解から食生活を見直したところ、「食生活の改善でアトピー性皮膚炎が改善した」という声が聞こえるようになってきたのです。

食生活改善

それでは具体的に、腸内環境改善、副腎疲労を起こさない食生活とはどういったことなのでしょうか。
食べ物はアレルギーも人それぞれですし、皆が同じ体質ではないため、すべての人に当てはまるわけではありません。

自分自身の体と向き合い、無理ない程度に変化を感じてみましょう。

肉の消化には時間がかかると言われています。
消化時間が長いということは、それだけ腸での滞在時間が長く、腐敗もしやすいということ。
悪玉菌の餌となりやすく、腸内環境悪化を招きやすくなります。
全くお肉を食べないのではなく、食べ過ぎないよう、バランスよく摂ることが大切です。

生きていく上で欠かせないエネルギーに糖は必要です。
しかし現代人は糖を取りすぎている人が多いと言われています。

糖の摂りすぎることで血糖値が上昇し、血糖値を抑えようとインスリンが過剰に分泌されます。
すると急激に血糖値が下がるので、今度は正常に戻そうと糖を欲してしまうループにはまってしまうのです。

糖の分解にはビタミンB1を必要としますが、白砂糖はビタミンやミネラルなどが含まれていないため、白砂糖を摂りすぎると体内のビタミンB1が欠乏してしまいます。
また、砂糖は悪玉菌の好物でもあるので、腸内環境悪化も招きます。

そのため糖質制限を行う人も多いです。
しかし過度な糖質制限は、生きるためのエネルギー源となる糖にも影響を及ぼしかねないので、やりすぎは禁物です。

アトピー改善生活-白砂糖アトピー改善のために行った食生活改善1つ目は、砂糖断ちです。 その理由と効果を実体験に基づいてご紹介します。 砂糖が体に良くないと言...

外食や、私たちが家庭で料理をするときの植物油(コーン油や大豆油など)にはリノール酸が多く、摂りすぎている傾向があります。
リノール酸は体内でアラキドン酸を生成し、アレルギーを誘発しやすくなり、アトピーを引き起こしやすくなると言われているのです。

一方で、シソ油、エゴマ油、アマに油などに含まれるαリノレイン酸は、アレルギーの抑制やコレステロール値を下げるDHAやEPAに変換されます。
積極的に取り入れたいですが、熱に弱いためサラダにかけるなど、調理には向いていません。

オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、血中の善玉コレステロールには影響せず、悪玉コレスレロールを減少させると言われており、酸化しにくく加熱調理にはオリーブオイルを使用すると良いでしょう。

アトピー改善生活-油油のとり方を変えたらアトピーが良くなった、という話はもう既にたくさん耳にしている方も多いでしょう。 どうして油でアトピーが改善するのか...

カフェイン

カフェインは副腎から分泌されるコルチゾールの分泌を促進する効果があります。
コーヒーが手放せない人は副腎疲労により、うまくコルチゾールが分泌されていないことから欲してることも考えられます。
特に副腎疲労ではなくても、コーヒーに含まれるヒスタミンは痒みを引き起こす原因となるので、飲み過ぎ・肌が悪化している時は飲まないなど調整が必要でしょう。

グルテンとカゼイン

グルテンは小麦粉などに含まれるたんぱく質で、グルテンの分解酵素がないと体内で消化されにくく、腸内で炎症を起こす可能性があります。
また、小麦は砂糖よりも血糖値を上げると言われています。

アトピー性皮膚炎の方にはなるべく避けたいところではありますが、現代の食生活で全てのグルテンを排除することはなかなか難しく、逆に栄養失調にもなりかねません。
もともとグルテンフリー食品は、小麦アレルギーやセアリック病というグルテンに異常反応してしまう方に作られた食品です。

グルテンフリーを試してみて体調が特段変わらないのであれば、極力控えるくらいの食生活で十分です。

カゼインは、牛乳など乳製品に含まれるたんぱく質で、母乳と違い分子が大きいため分解しにくく、腸の炎症を起こす可能性があると言われています。

腸が炎症を起こすことで副腎が働き、過剰に働かせてしまうと副腎疲労を起こし、アトピー悪化につながる可能性があるため、思い当たる方は控えると良いでしょう。

アトピー改善生活-カフェインとカゼイン『アトピーにカフェインは良くない』との噂もあり、昨今ではカフェイン断ちをする人も少なくありません。 何が一体良くないと言われているので...
アトピー改善生活-グルテンフリーグルテンフリーはスポーツ選手や芸能人も発信していることから、一気に広まりご存知の方も多いでしょう。 グルテンとは? グルテンとは...

摂り入れたい食生活

  • 納豆や味噌など発酵食品
    納豆は特に食物繊維の多い発酵食品です。
    肌の老化を防ぎ免疫機能を増強させ、生活習慣の予防にもなります。


  • 魚に含まれるEPAやDHAと呼ばれる成分は、血液をサラサラにし、コレステロール値を下げ
    効果や、アレルギー疾患の抑制心疾患の予防など様々な効果が報告されています。

  • 野菜
    食物繊維は腸内に残った食べカスなどを摂り、悪玉菌の増加を防ぎます。
    キャベツ、レタス、セロリ、ごぼう、玉ねぎ、ブロッコリー、大根、もやしなど、食物繊維が多く含まれる野菜を積極的に取り入れていきましょう。

  • 米麹甘酒
    飲む点滴とも言われている甘酒。
    ビタミンB1・B2・B6や必須アミノ酸、ミネラルが豊富に含まれています。
    ビタミンB群は血行や代謝を良くし、美肌効果が期待できます。

    食物繊維やオリゴ糖も豊富に含まれているため、善玉菌を増やし免疫力を高めます。

食事の摂り方

取り入れるべき食事法が分かったところで、次は食べ方です。
一昔前までは、三角食べと言われる食べ方が基本的でした。

ご飯など主食、魚や肉などおかずとなる主菜、和え物などの副菜、そして汁物をバランス良く食べることです。
しかし最近では、考え方が変わってきています。

ご飯を食べる時は胃が空腹の状態です。
そこにいきなり炭水化物から入れてしまうと、まず一番に糖が吸収され血糖値が上がってしまいます。

そこで、野菜や味噌など、食物繊維を含む食事からいただくようにします。
続いて魚や肉などのおかず、そしてご飯や麺類などの炭水化物、いわゆる糖質を多く含む食べ物を最後にいただきます。

食物繊維は消化が遅いので、後に炭水化物を摂ってもゆっくり消化されていくため、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。

また、順番に食べることで炭水化物をいただく頃にはある程度お腹も満たされ、食べ過ぎを防ぎ、ダイエットにも効果的と言えます。

アトピーと朝断食の効果

断食はデトックス、腸内環境改善にアトピーでない方も行う方がとても多いです。
アトピーにも効果的と言われているため、いきなり断食を行うのでなく、始めやすい朝断食(プチ断食)から始めてみましょう。

朝断食をする理由

胃は約7〜8時間かけて食べ物を消化するといわれ、
排泄までは18時間かかるといわれています。

朝食・昼食・夕食と、8時間空けずにせわしなく食べていると、
胃腸は消化や排泄が追いつかないまま、
ずっと働き続けることになってしまいます。

基本的な体の生理リズムは、
 朝:排泄
 昼:活動
 夜:消化と吸収
といわれています。

夜遅くにご飯を食べてしまうと太るのも、吸収してしまうからです。
夕食は19時頃にすませることで、翌日のランチには18時間胃腸を休ませてあげることができます。
また、夜は睡眠の時間があるので、日中に断食をするよりも無理なく続けることができますよね。

朝断食の効果

働きすぎている胃腸を休めることで、本来の正しい消化吸収の働きを取り戻すことができます。

便秘改善
胃腸を休めることでモチリンという酵素が分泌され、腸のぜん動運動を促すことで便秘が改善されます。

美肌効果
腸内で消化されなかった老廃物は、皮膚から吹き出物として出てしまいます。
消化が正しく行なわれ便秘も改善されることで美肌効果も得られます。

免疫力アップ
消化が不十分だと、腸内で食べかすが腐敗し、悪玉菌のエサとなります。
そしてアンモニアや硫化水素などの有害物質を作り出し、おならが臭くなります。
腸内環境が悪化しているサインです。

食物繊維は腐敗物を吸収し、善玉菌の働きを高めます。
善玉菌を増やしていくことで免疫力が改善され、アトピーにも効果的に働くことができます。

朝断食はどうやるの?

断食とかお腹すいちゃうし絶対できない・・

と思っているかもしれませんが、何も食べてはいけないわけではありません。

野菜スムージー酵素ドリンクなど。

:いきなり脂っこいものや炭水化物を食べるのではなく、食物繊維やお魚などタンパク質を取れるメニューにします。

:炭水化物や食べ過ぎに気をつけ、腹八分目に留めて食事をとりましょう。

夜遅い方は、19時過ぎたから食べてはいけないわけではなく、生活リズムに合わせて胃腸を休める時間を作ってあげれば大丈夫です。

ファスティング3日間実践と効果ファスティング3日間、準備期間と回復期間を合わせて1週間行いました。 その実践方法と体にどのような変化があったかご報告します。   ...

アトピーと食生活の関係

ここまで述べてきましたが、すべては絶対ではありません
一昔前まで良いと言われていた食材が、過剰摂取により悪者になることもあります。
メリットがあればデメリットはあります。
偏った食事を行うのではなく、食物アレルギーでない限りはバランスよく、栄養素を考えていただくことが一番大切です。

例えば、小麦は悪いやつだから一生食べない、などグルテンアレルギーでない方がグルテンフリーを徹底すると、心臓や血管の病気にかかりやすくなるとの報告もあります。

もしアトピーが改善したとしても、それでは悲しくありませんか?

何事もほどほどに、生物は日々進化しています。
今言われていることが、数年後にはひっくり返されることもあります。

自分自身の体調と、ストレスない食生活を是非心がけてください。

Pocket