アトピー改善までの
道のり。
アトピーと向き合い歩んだ6000日
生活習慣改善

アトピー性皮膚炎と保湿・脱保湿の効果

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アトピー性皮膚炎に保湿をすべきか脱保湿をすべきかで意見は良く分かれています。

基本的にアトピー性皮膚炎の場合は皮膚の乾燥が原因の一つです。
そのため、保湿は必須となります。

保湿が合わない、あえてしない場合はどんな状態なのでしょうか。

保湿とは

肌は、皮脂膜により守れれています。
皮脂膜とは、皮脂である油分とである水分となどを餌にしている、皮膚常在菌が混ぜ合わせて作った天然のクリームとも呼ばれています。
肌の一番表面の角質層の外側にあり、水分蒸発を防いでいます。

皮脂膜は主に、

  • 水分の蒸発を防ぐことで肌に潤いをあたえてくれる
  • 外界からの刺激から守る
  • 雑菌などの異物混入を防ぐ

などの働きを持ちます。

角質層の中には天然保湿因子(NMF)が細胞内の水分をキャッチし維持しており、細胞間脂質が角質細胞がバラバラにならないよう隙間を埋め、肌内部の水分蒸発を防いでいます。

皮脂膜を正常に保つことは肌の潤いを保ち、それが保湿となり美肌に繋がります。

保湿の方法〜昔と今〜

昔は、お風呂に入る習慣もあまりありませんでした。
日を浴びることでビタミンDが増加し、バリア機能が温存され、表皮細胞のステロイド産生も増加していました。

現在は、毎日の入浴と石鹸でこまめに肌を洗い、日光を浴びる機会も減りました。
ストレス社会と言われる昨今、肌のバリア機能は低下し、アトピーなど皮膚炎が悪化しています。
そのため皮膚の乾燥を予防したり治そうと、たくさんの保湿商品が出来ました。

メイクを落としたらしっかり保湿をしなくてはいけない。
お風呂から出たらまず保湿しないといけない。
これらの先入観から、保湿依存になっていることも確かです。

例えば男性は女性のように化粧水や体の保湿を気にかけているでしょうか?
気にかけていないのに、そこまで肌が荒れている人ばかりでしょうか?
毎日毎日せっせと保湿し続けていた女性と何もしてこなかった男性。
男性の方が綺麗な時もありませんか?

毎日の習慣は、体に依存させることでもあります。
保湿商品は補助くらいに考えておいた方がいいかも知れません。

アトピー性皮膚炎と保湿

アトピー性皮膚炎の場合、主にプロペトやヒルドイドの保湿が処方されるかと思います。
肌が乾燥しているということは、肌のバリア機能が正常でないため、アレルゲンも侵入しやすく、痒みを引き起こしてしまいます。

アトピー性皮膚炎を悪化させないためには、痒みを引き起こさないことが何よりも大切です。
掻き壊した肌からまたアレルゲンが侵入し、どんどん広がってしまいます。

しかし、プロペトは一定数合わない方がいます。
私もそうでした。
正しく保湿、保湿、と塗っていても肌がどんどん赤くなってしまいました。
皮膚科の先生に相談したところ、皮膚に蓋をして熱を持ち、かえって痒みを増している可能性があるとのことでした。

その時はヒルドイドを処方してもらい、うまく向き合うことができています。

ステロイド離脱と脱保湿

脱ステはすべきではないとの意見がたくさんある中、脱ステを行っている方もいるでしょう。
私も脱ステをおこなった一人です。

それでは、脱ステ中は脱保湿をした方がいいのでしょうか?

脱ステを行っていると皮膚のバリア機能は著しく低下しています。
古い皮膚の下から新しい皮膚が生まれ変わろうとしている時に保湿剤を塗りこみ、上から抑えてしまうことは治りをかえって遅くしている可能性があります。

私は脱ステをして肌状態が良くなった時に、もっときれいになりたい!と焦り、エステに通い、毎日保湿をしっかり行っていたことがあります。
2ヶ月後には体が真っ赤になってしまいました。
脱保湿を一からやり直すこととなりました。

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脱保湿で皮膚が落ち着くと、化粧水や体への保湿はほぼ要らない生活を送ることができます。
自分自身の肌保湿力がアップしたら、乾燥を感じることは少なくなりました。

脱ステ・脱保湿は極力しない方が良いですが、きちんと食生活や生活習慣も改善して肌状態をよくしていくことで、体の内側から保湿力をアップすることにつながります。

脱ステで肌が落ち着いてから、無理ない程度に自分自身に合う保湿をしていくと良いでしょう。

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